鍼灸治療
About acupuncture and
moxibustion therapy
『自然治癒力を高める鍼治療』
鍼灸療法を受ける方の多くは、肩こり、腰痛、膝の痛みがある方々ですが、このような特定の症状のみだけでなく、私達の身体におこるさまざまな疾患に効果があると言われています。
WHO(世界保健機関)が鍼灸治療の有効性を認めている疾患は、五十肩・腰痛・神経痛・婦人科系疾患・小児科系疾患・循環器系疾患などをはじめ、数多くあります。
WHO(世界保健機関)で鍼灸治療の有効性を認めた症状
婦人科系疾患(更年期障害・生理痛・月経不順・乳腺炎)・冷え性・下痢、便秘・関節炎・腱鞘炎・リウマチ・五十肩・腱鞘炎・腰痛・神経痛・自律神経失調症・頭痛・頸肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・めまい・不眠・小児喘息・夜尿症・夜泣き・バゼトウ病・糖尿病・眼精疲労・消化器系疾患など
当院では、人の髪の毛程の細い(0.14~0.20mm)の鍼を使用しており、基本的に痛みの伴わない治療を行っております。
鍼を体にうつことで、自然治癒力の働きが上がり、血液循環・内臓・免疫などの働きをその人が持つ本来の正常な状態に戻すよう働きかけます。
また、鍼灸治療には痛みを抑える鎮痛作用があります。
鍼をすることで期待される反応は
- 脳に鎮痛ホルモンが分泌される
- 痛みを脳に伝える神経経路をブロック
- 患部の血流を調整
- 白血球を増加・活性化
- 痛み、疲労、炎症の原因となる物質を排出する
といった流れで体が反応します。
痛みを抑え、自然治癒力を高めるなどの効果がある鍼灸治療は、継続して治療をしていくことで自律神経系の調整やアレルギー体質も改善していくことができます。
『体の芯から温めるお灸』台座灸・箱灸
ヨモギの葉の裏毛が原料となっているもぐさを使い、ツボに心地良い温熱を届けます。ツボは身体の深部(内臓)と深く繋がっていると言われており、おひとりおひとりの体調に合わせたツボを選んで施灸することで、体の芯から温めることができます。
当院ではシール付きの『台座灸』を使用しており、直接肌に触れないため、やけどの心配や痕が残らず、お子様や女性の方でも安心して受けていただくことができます。温度調節を可能にするために低温〜高温の種類を用意しており、最適な温度で施灸させていただきます。
また当院では、炭化もぐさを使用した『箱灸』でお腹を温めて行う【腸内環境を整える=腸活】をおすすめしており、慢性的な不調・不眠・女性特有の症状・冷え・むくみ改善などにお役立ていただいております。
さらに、自律神経を整える目的で背中・お腹に箱灸を行い、【呼吸を整える】ことで睡眠の質の改善にもお役立ていただいております。